ただし、1週間はあっという間に過ぎてしまいます。明確な目的ややりたいことを定めずに留学してしまうと、お金も時間も無駄になってしまいます。1週間という短期であればモチベーションが下がることなく集中して取り組むことができるので、留学前にしっかりと目的や目標を決めて計画をしましょう。
1週間のフィリピン留学を選択する理由
学生や社会人の方は1週間であれば今の生活環境を変えずに長期休みを利用して留学することができます。
また、長期留学を検討されている方にとっては水や食事、などの環境や、授業や寮などの学校環境を知る良いきっかけとなります。
仕事の休暇が使える限度内
平日にお仕事がある方でも、月〜金曜日の5日間を休むだけで留学ができますし、日本での祝日を含めると3、4日休むだけで実行できる場合もあります。また、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、長期休暇を利用しての留学も1週間であれば可能となります。
日本が祝日でも、フィリピンの祝日ではない限り授業が行われます。日程を決める際にはフィリピンの祝日も確認するようにしましょう。
予算の問題
長期留学になると50万、100万と必要になり、学生の場合は学校に通いながらアルバイトをしたとしても資金を貯めるのに時間がかかります。社会人の方も日々の生活があり、簡単に出せる金額ではないと思います。
海外旅行に行くのとあまり変わらない金額で1週間のフィリピン留学ができるので、留学費用を節約したい人にもおすすめです。
1週間のフィリピン留学のメリット
平日にお仕事がある方でも、月〜金曜日の5日間を休むだけで留学ができますし、日本での祝日を含めると3、4日休むだけで実行できる場合もあります。また、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、長期休暇を利用しての留学も1週間であれば可能となります。
また、期間が短いためモチベーションも維持しやすいです。
英語環境に自分を置くことで必然的に勉強できる
一方でフィリピン留学の場合はどうでしょう。
授業は英語ですし、先生も日本語は話しません。授業以外では、ルームメイトは日本人ではない可能性もありますし、買い物に行ってもタクシーに乗っても、ご飯を食べに行っても周りは英語です。英語がわからないとなかなかコミュニケーションが取れず困ってしまう事もあるかもしれません。必ず英語が必要になります。
しかし、英語に囲まれて英語が必要な環境だからこそ、分からない単語や表現があれば調べ、友達と会話ができるよう練習したりと、必然的に勉強できるようになります。
日本よりも安い費用で英語を学ぶことができる
平日4日間のレッスンは
5時間×4日間=20時間
日本で英会話スクールに通う場合のマンツーマンレッスンの相場は1回40〜50分で6,000〜8,000円となります。
フィリピン留学と同じように20時間分英会話スクールに通うと
6,000円(50分)×24回=144,000円(20時間)
8,000円(50分)×24回=192,000円(20時間)
1週間のフィリピン留学(生活費込み)よりも費用は高くなります。
更に、フィリピン留学の場合は20時間を5日間で終えますが、英会話スクールだと学校帰りや会社帰りに通うとなると数か月かかります。
リフレッシュにもなる
観光地として有名なリゾート地にも多くの語学学校があり、リゾートでリフレッシュ+英語の勉強もしたいという方もいます。
外出禁止のルールがあるスパルタ校以外であれば、授業ではしっかりと英語を学び、それ以外の時間は普段の仕事のリフレッシュとしてショッピングやマッサージを楽しむことができます。
また、フィリピンはダイビングも有名で語学学校に通いながらダイビングのライセンスを取ることができるコースもあります。
リゾートや様々なアクティビティを楽しめるフィリピン留学はリフレッシュも兼ねて英語を学びたい方や、海外の滞在そのものを楽しみながら英語を学びたい人には最適な環境です。
1週間のフィリピン留学でかかる費用とは
フィリピン渡航前に払う費用
- 入学金:約15,000円
- 授業料:約45,000~60,000円
- 授業・滞在費・食費込み
フィリピン渡航後に払う費用
- 寮保証金:約10,000円
- 退寮時に破損などがなければ返金されます
- 空港ピックアップ:約3,000円
- スタッフが空港送迎いたします
- IDカード:約300円
- 外出時に必要となります
- SSP申請:約12,000円
- Special Study Permit/特別留学許可証
期間を問わずフィリピンで語学留学をするのに必要な許可証です。有効期限6カ月 - 教材代:約1,000円
- コースやレベル、進捗具合によって変動します
- 光熱費:約1,200円
- 電気・水道代。電気・水道の使用が多ければ多いほど料金は上がります
その他
平均的に1週間だと1万円あれば十分と言われています。
- 外食代
- 観光、アクティビティなど
航空券
- 約30,000~90,000円
- 航空会社・時期により変動します
海外旅行保険
- 約0~10,000円
- クレジットカード付帯のタイプと保険会社に申込みするタイプがあります
航空券
セブパシフィック
LCC(Low Cost Career)の航空会社で時期にもよりますが3~5万円で日本→フィリピンの往復航空券が購入できます。
LCCは必要最低限のサービスとなっており、座席選択、機内食、預入荷物の追加などは別料金となります。
フィリピン航空
座席が選択でき、機内食がついています。
約7~9万円ですが、渡航直前や時期によっては10万円を超える場合があります。
現地の学校での入学金・教材費
入学金の相場は留学期間に関わらず10,000~15,000円です。
教科書は学校で購入します。
受講するコースや期間によって料金は変動しますが、1冊あたり約500~1,000円ほどです。
しかし、1週間の短期留学の場合は教科書を購入しても留学期間中に終わらすことができません。短期留学の場合、教科書は購入せずコピーで対応してくれる学校もあります。
コピーは1枚2ペソ(約4円)、大体50~100ペソ(約100~200円)で済みます。
生活費
現地での生活費は留学費用に食事代が入っているのでほとんどかかりません。週末にお出かけに行ったり、外食をしたり、日用品を購入する際に発生しますが、1週間なのであまり日用品で購入が必要なものは少なく、また観光や旅行に行く日にちがあまりないため1万円もあれば十分かと思います。
ただし、毎日3食提供されない学校(平日のみ提供など)もあるので事前に確認しましょう。
娯楽費
フィリピン留学の場合、平日は朝から夕方まで授業があり、夜には自習時間があるので出かけることはできませんが、週末は小旅行や観光に出かけることができます。
ただし留学期間が1週間の場合、週末には帰国してしまうためあまり時間は取れません。
フィリピンの物価は安く、日本の約1/3と言われていますので1万円もあれば十分かと思います。
1週間のフィリピン留学の効果を最大限にする方法
効果を出すためには、リスニング、スピーキング、ライティング等のどのスキルを伸ばしたいかを明確にする必要があります。
全てのスキルを万遍なく伸ばすには1週間では時間が足りないため、絞った方が英語力は伸びやすいです。
また、帰国後に効率よく英語の勉強ができるよう英語学習の方法を学んだり、予習と復習の習慣を身に付ける事も大事です。
日本で基礎的な英語は勉強していく
フィリピン留学は、マンツーマンレッスンによって勉強したことを口に出して話す、アウトプットができるのがメリットです。繰り返し英語を話す事によって自然とフレーズが出てくるようになりますが、ある程度の単語や英文法が頭に入っていないと、会話を止めて単語や英文法を調べるのに時間をとられてしまいます。
単語を覚えたり英文法を勉強するのはフィリピン留学に行かなくても日本でできることです。英語に囲まれた環境を作れるフィリピン留学では、なるべくアウトプットで実践できるよう、できる限り日本で英文法の基礎・英単語を学習しておくのが良いでしょう。
外出を最低限にして予習復習を徹底する
1週間のフィリピン留学の場合平日は5日間ありますが、初日にオリエンテーションやレベルテストが行われるので実質4日間しか授業はありません。
例えば、日曜日に到着した場合
月曜日:レベルテスト
火~金曜日:授業
土or日曜日:帰国
となります。
平日は朝から夕方まで授業があるため、終わってから外出してしまうと予習復習をする時間はありません。授業で習ったものが身につく間もなく1週間のフィリピン留学は終わってしまいます。
外出は帰国前の週末にし、平日はなるべく英語学習に集中しましょう。
まとめ
1週間のフィリピン留学はあまり意味がないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん英語力アップには1週間では時間が足りませんが、1週間でもフィリピン留学をしたことがきっかけでリピートされる方もたくさんいらっしゃいます。
帰国後、英語の勉強を続けるきっかけになることもあります。
留学を検討されている方は、少しでもフィリピン留学がどんなものか知ることができるので、休暇を利用して一度短期留学をしてみてはいかがでしょうか