社会人留学は語学留学だけでなく、それにビジネススキルや資格取得などのキャリアアップのための留学や、気持ちをリセットしたいというリフレッシュを目的とした留学など、目的は様々です。
目的に合った学校を選ぶことが留学の成果を上げる為の最優先となります。
社会人にフィリピン留学が人気な理由
日本から4〜5時間で渡航でき、時差は1時間。留学費用も欧米に比べて3分の1と費用面でも魅力的です。
また、フィリピンには1週間から留学ができる語学学校が多く、長期間の休職や退職を必要とせずに留学することが可能なため注目されています。
1~2週間の短い期間でも効率的に学習できる、マンツーマンレッスンが豊富なことも人気の理由の一つです。
4時間ほどで渡航することができる
GWや夏休みなどの大型連休や、転職前の有休消化期間などを利用する方が多いと思いますが、社会人の方は学生のように長期で休みがあるわけでもありません。貴重な限られた時間だからこそ、渡航時間はなるべく抑えて滞在時間に充てたいはずです。
フィリピンの場合、直行便を使えば約4~5時間で行くことができます。
また、日本との時差はマイナス1時間です。
日本との時差があまりない為、急な仕事の連絡があった際も安心だと思います。
1週間程度から留学が可能
フィリピン留学では、日本を日曜日に出発して、翌土曜日または日曜日に帰ってくる一週間だけの短期留学が可能です。
平日にお仕事がある方でも、月〜金曜日の5日間を休むだけで留学ができますし、日本での祝日を含めると3、4日休むだけで実行できる場合もあります。また、ゴールデンウイークや夏休み、年末年始など、長期休暇を利用しての留学も1週間であれば可能となります。
日本が祝日でも、フィリピンの祝日ではない限り授業が行われます。日程を決める際にはフィリピンの祝日も確認するようにしましょう。
リゾート地も楽しむことができる
フィリピン留学の目的は必ずしも語学だけではありません。
観光地として有名なリゾート地にも多くの語学学校があり、リゾートでリフレッシュ+英語の勉強もしたいという方もいます。
外出禁止のルールがあるスパルタ校以外であれば、授業ではしっかりと英語を学び、それ以外の時間は普段の仕事のリフレッシュとしてショッピングやマッサージを楽しむことができます。
また、フィリピンはダイビングも有名で語学学校に通いながらダイビングのライセンスを取ることができるコースもあります。
リゾートや様々なアクティビティを楽しめるフィリピン留学はリフレッシュも兼ねて英語を学びたい方や、海外の滞在そのものを楽しみながら英語を学びたい人には最適な環境です。
社会人のためのフィリピン留学で失敗しない学校の選び方
貴重な時間をどんな風に学び、どう過ごしたいか、自分のスタイルにあわせて学校選びをおこなうことが大切です。
- 学びたいコースがあるか
- 滞在際は寮かホテルか
- 1人部屋を希望するのか
- 日本人が多い学校、または多国籍の学校か
フィリピンには語学学校が沢山あるので、希望条件の優先順位を決めて探してみましょう。
また、社会人専門の語学学校だと同年代の方が多く落ち着いた環境で学ぶことができます。
学生が多い学校ではないか
学生が多いほど交流が持てるので、人間関係が広がるなど良いこともありますが、マンモス校は海外の学校と提携した留学プログラムを組んでいることがあり繁忙期には韓国や日本の高校生、大学生で校内がとても混み合います。若い学生が多く、ガヤガヤしている環境ではなかなか勉強に集中できません。
学生が多すぎない学校や、マンモス校でも繁忙期を避けるなど工夫をしましょう。
また、学生が多いと臨時の講師を採用していて講師の質が良くなかったり、講師の変更を希望しても講師が埋まっていて、対応してもらえない可能性もあります。
門限に厳しいかどうか
キャリアアップや仕事の為の留学であれば、ストイックな環境がおすすめです。
スパルタやセミスパルタの学校は
- 門限がある
- 平日の外出禁止
のように、制限があり平日は一日中勉強付けとなります。生活上の規則が厳しいため、自己管理が苦手な方や、英語漬けになれる環境で英語力向上に臨みたい方におすすめです。また、そのような環境には本気で英語を学ぶ人が集まりやすいので、遊びに誘われたりなどの誘惑がなく、勉強に集中できる環境と言えます。
逆に、リフレッシュをしながら英語の勉強をしたい方は、スパルタの学校では窮屈に感じ、英語力を伸ばせない可能性もあります。
祝日・祭日も授業を行なっているか
フィリピンは祝日が多く、更には年の途中でも突然祝日が増えることが毎年あります。フィリピンの語学学校も日本と同じように祝日は休校となるので、授業は無くなります。普段まとまった休みが取れない社会人の方は短期留学になるので、急な祝日で1日授業が潰れてしまうのは痛いところです。
その場合、学校によっては祝日でも追加費用を払うことでマンツーマン授業を受講することができますので、滞在中の授業時間をかなりカバーできます。
また、フィリピンは一般的な祝日の他に地域独自の祝日もあります。祝日も授業を行う、授業を追加できる学校ですと、祝日をあまり気にせずスケジュールを組むことができるのでおすすめです。
マンツーマンレッスンを実施しているか
フィリピン留学の場合、マンツーマンレッスンがメインでカリキュラムが組まれています。
グループレッスンでは、レベルについていけないことや、あまり発言せずに授業が終わってしまった。周りを気にして質問ができない、など効率が悪い場合もあります。
マンツーマンレッスンであれば、周りに気を遣う必要がないため、自分のペースに合わせて弱点や伸ばしたいスキルを徹底的に学ぶことができるのです。
学校によって力を入れている授業内容が異なっていたり、学びたいコースがない場合もあります。学びたいコースのマンツーマンレッスンをおこなっているか、学校選びの際に必ず確認をしましょう。
周辺にショッピングセンターなどの娯楽施設ばかりないか
日本に比べて物価が安いため毎日飲み歩いてしまった、友達と遊びに行くのが楽しかった、お金を使いすぎてしまったなど、娯楽施設が豊富な地域は英語学習という目的を達成できなかったという声をよく耳にします。
周辺にショッピングセンターや娯楽施設があるのは便利ですがその分、周りの学生からの誘いや誘惑も多いです。
息抜きは日頃の英語学習のストレスをリフレッシュして効率的に英語を勉強するためには良いことですが、外出を週末だけにするなどメリハリを付けましょう。
誘惑に負けてしまいそうな方は、周りに娯楽施設がありすぎない少し田舎の地域を選択するのも良いでしょう。
フィリピン留学に行く前にすべきこと
長期フィリピン留学をされる方は仕事を退職して渡航されますし、短期の場合でも貴重な休みを使って留学するわけですから、しっかりとした目的があるはずです。
短期・長期問わず、フィリピン留学を有意義なものにするため目的や目標を明確にしましょう。
また、日常会話のフレーズを頭に叩き込む、語彙力を増やす、文法を予習しておくなど事前の英語学習も重要となってきます。
中学生レベルまでの英語学習
フィリピン留学は、マンツーマンレッスンによって勉強したことを口に出して話す、アウトプットができるのがメリットです。繰り返し英語を話す事によって自然とフレーズが出てくるようになりますが、ある程度の単語や英文法が頭に入っていないと、会話を止めて単語や英文法を調べるのに時間をとられてしまいます。
更に英語初心者の場合、単語や英文法などの英語の基礎を勉強していくので、アウトプットが思うようにできずに、1ヶ月の留学期間はあっという間に過ぎ去ります。
単語を覚えたり英文法を勉強するのはフィリピン留学に行かなくても日本でできることです。英語に囲まれた環境を作れるフィリピン留学では、なるべくアウトプットで実践できるよう、できる限り日本で中学生レベルまでの英文法の基礎・英単語を学習しておくのが良いでしょう。
まとめ
フィリピン留学はマンツーマンレッスンで効率的に学習をすることができますが、全員がそうではありません。
目的や条件に合った学校を見つける必要がありますので、まずは目的を明確にしましょう。