フィリピン、セブ島最大の街「セブシティ」
スペイン統治化時代の歴史的建造物や観光スポットが多く、また、アヤラモール、SM City、SMシーサイド、ロビンソンなど大きなショッピングモールがたくさんあり、レストランやカフェ、ショッピングモール、スパなどが集まっているので、ショッピングやローカルグルメを楽しむのにも最適な街です。
セブシティーの特徴
セブ島は、フィリピン中部にある島で、周囲はマクタン島、バンタヤン島、マラパスカ島、オランゴ島など小さな島々に囲まれています。
6つの都市があり、フィリピンの首都マニラに次ぐ大都市圏です。
日本からわずか4時間半~5時間半、時差1時間の常夏の島「セブ島」は、リゾート地として、ダイビングスポットとして、英語留学先として連日、多くの日本人が訪れるようになりました。
セブ島の中心部に「セブシティ」があります。
セブシティ内にアメリカや日本のIT企業がオフィスを構えるオフィス街「ITパーク」があり、高層ビルが立ち並ぶ先進的な雰囲気でひときわ目立っています。
ITパークを利用するのは海外からビジネスマンが多く、そのため外国人向けのレストランや娯楽施設があり、日本食レストランも増えています。
セブシティーの魅力
セブシティではショッピングモールで買い物をしたり、歴史的建造物を観光したり、マッサージやスパで癒されたりと、フィリピンのリゾート地とはまた違った楽しみを味わえます。
市内には高層ビル、ショッピングモール、オフィスが点在し、生活にも困りません。
日本からは約5時間で行け、時差もマイナス1時間なので気軽に行くことができます。
おすすめの観光スポット
サント・ニーニョ教会
1565年、スペイン統治時代に建造されたフィリピン最古の教会。
教会は2度焼失しましたが、1740年に再建されました。
マゼランがファナ女王に贈ったサント・ニーニョ像(幼きイエス像)が納められています。この像は戦火の中でも無傷だったことからセブの守護神として崇拝されるようになり、今でも多くの人々が訪れます。
道教寺院
1972年、戦後中国から移り住んだ華僑からの寄付によって建設された中国寺院。セブ島北西部の高級住宅街ビバリーヒルズにあります。
赤と緑を基調とした造りの建物はとても鮮やかで、観光客をはじめ、参拝客も多く訪れます。
99段の階段を上がりきると、天気が良い日にはマクタン島やセブシティを一望できるのも見どころの一つです。
アヤラモール
セブシティを代表するショッピングモールで、大きなテラスが特徴的です。
1994年、セブ市内の中心に位置するビジネスパークエリアにオープンしました。スーパー、デパート、レストラン、映画館をはじめ、海外ブランドからローカルブランドまで600以上のお店が入っており、日用品からお土産まで全て揃います。
おすすめのグルメ
- バランバン・リエンポ(Balamban Liempo)
- セブ市内の至るところで見かけるチェーン店です。人気のショッピングモール・アヤラセンターセブのフードコートにも店を構えています。
味付けにハーブも使用されている豚肉の切り身とライスを一緒に食べるフィリピン料理で、日本人の口にも合うと評判です。
そしてお土産に人気のドライマンゴー。
なかでも7Dのドライマンゴーは有名で、セブでは日本で買う約半額の料金で購入できます。
おすすめのアクティビティ
セブ島と言えば海やリゾートのイメージが強く、セブ島周辺では様々なマリンスポーツを楽しむことができます。
- パラセーリング
- セブ島には世界一の高さを誇るパラセーリングがあります。
- ウェイクボード
- 船に引っ張られてスーボードのように滑るスポーツです。
- フライボード
- 日本でもジェットスキーの噴射を利用して空を飛ぶスポーツが流行りだしましたが、セブ島でも体験できます。
- バナナボート
- 料金も比較的リーズナブルで大人数でも楽しめます。
もちろん、その他にもさまざまなマリンスポーツがあります。
イソイ・ホットスプリングという天然温泉、綺麗なエメラルドグリーンの色をした滝壺カワサンフォールでの川への飛び込みやボートに乗るアクティビティ、湖の上を越えていくジップライン、乗馬、ロッククライミング、トレッキング、水上アスレチックなど様々なアクティビティを体験できます。
アイランドホッピング
セブ島の定番アクティビティと言えば、いくつかの島を回るアイランドホッピングです。セブ島周辺はオランゴ島、ヒルトゥガン島やナルスアン島など、島から島へ巡っていき、シュノーケリングやBBQランチを楽しむことができます。
セブ島周辺の海は透明度が高く、カラフルな熱帯魚が多く生息しており、シュノーケリングを最大限に楽しめる場所です。
ジンベエザメ鑑賞
セブ島南部のオスロブ周辺はジンベイザメ観賞で有名なエリアです。野生のジンベイザメの間近をシュノーケリングやダイビングで泳ぐこともでき、今やセブの目玉アクティビティとなっています。
水中カメラマンによる記念撮影もあるので、旅の思い出としてもおすすめです。
セブ市内からは高速バスで約3時間です。
セブシティーへの行き方
日本からセブシティーへ向かうには、飛行機でマクタン・セブ国際空港に飛び、そこからタクシー等を利用するのが一般的です。
日本からの直行便で行ける
東京、大阪、名古屋からはセブへの直行便が出ています。
就航当初は週に3、4回と決められた日だけでしたが、今では毎日運航しています。
東京(成田)からは約5時間半
- フィリピン航空(1日2便)
- セブパシフィック(1日1便)
- バニラエア(LCC)
大阪(関空)からは約4時間半
- フィリピン航空(1日1便)
名古屋(中部)からは約4時間
- フィリピン航空(1日1便)
直行便を利用しない場合は、フィリピンの首都マニラ経由もしくは韓国や香港などの第3国で経由となります。
空港からはタクシーかバス
マクタン・セブ国際空港はマクタン島にあり、セブシティのあるセブ島とは橋で直結しています。
空港からセブシティまでは渋滞にもよりますが、タクシーで約40分~。料金は約400ペソです。
タクシーを利用する際は配車サービスのアプリ「GRAB」が便利です。料金をぼったくられる心配がなく、目的地にも確実に到着できます。
タクシー以外には、マクタン空港からセブ市間を運行する公共バス「MyBus(マイバス)」を利用します。
セブ市内にある大型ショッピングモール間などを含め、5つのルートを運行しており、料金は片道25ペソ(ルートによる)と格安のうえ、ぼったくられる心配がないので安心です。
リゾート地となるのはマクタン島
マクタン島はセブ島と橋で直結している島で、一般に言うセブ・リゾートは、マクタン・セブ空港が位置するマクタン島を指しています。
マクタン島のビーチは公共のものは少なく、ほとんどがホテルのプライベートビーチとなっており、ビーチリゾートエリアにはプライベートビーチを有するホテルが立ち並び、マリンアクティビティーショップやダイビングショップなどもこのエリアにあります。
ゆったりとビーチリゾートを満喫したい人はマクタン島のリゾートホテルに滞在するのがおすすめです。
セブシティーの交通事情
フィリピンでは電車が走っていません。
移動はタクシー、ジプニー、トライシクルを利用しますが、ここ数年で車やバイクが増え、渋滞がひどくなる一方です。数年前までは朝の通勤・通学、夜の帰宅時に混雑していましたが、4-5年前までは渋滞は朝と夕方の通勤、帰宅時間のみと決まっていましたが、今では昼間でも渋滞することが多くなっています。
10分で移動できる距離に1時間かかる場合もあります。セブで車で移動する場合は、時間に余裕をもって移動しましょう。
タクシーを利用する際は観光客ならメーターを使わずに走り出すドライバーもいます。乗車と同時にしっかりメーターを使うように伝えましょう。
また、交通量が多く走っている車は古い為、排気ガスで空気が悪いです。ハンカチを持ち歩く等対策をしましょう。
セブシティーの治安について
中心地となる魅力ある繁華街は多種多様の人々が集まる分、治安も悪くなりがちです。
ITパークの中は、セブの他の街より安全と言われていますが、2015年にはITパークで銃による殺人事件も起こり、100%安全とは言えません。また、パークから少し出た屋台などがたくさん並ぶ少し汚い道にはストリートチルドレンと呼ばれる物乞い、スリを生業とする児童集団もあちこちで見られます。
また、日本ではiPhoneを使っている人を多く見かけますが、フィリピンでは平均月給の数倍にもなる高価なものです。セブシティでもスリの被害が後を絶ちません。
路上で電話をしている最中に奪われるケースも多発しており、セブシティに居る間は不必要に携帯をバックから出さないよう気を付けましょう。
まとめ
セブシティには定番の観光スポットや歴史的建造物、夜景スポットなど、旅行者が見て回る場所がたくさんあります。
巨大ショッピングモールでショッピングを満喫したり、スパやマッサージで癒されたり、普段あまり食べる機会の少ないフィリピン料理を堪能したりと楽しみ方は様々です。
また、様々なアクティビティを体験することができ、リゾート地とはまた違った雰囲気を楽しめるのが魅力です。
直行便があるので日本からもアクセスしやすく、時差はたったの1時間。
アクティビティを含んだツアーもたくさん出ているので、週末など短期の休みを利用して是非行ってみてください。