友達のRUIとHIROKAZUに「フィリピン留学おもしろいよ」って聞いていて興味はあったけど、正直「一ヶ月でそんなに変わるの?」って思ってた。一番の決め手は留学から戻ってきて2人が変わっていたこと。
HIROKAZU:
ダメ大学生だったのに、大学の講義でアメリカ人の先生が『このトピックどう思う?』って質問したときは、自分から手を挙げて発言するようになっていた。
RUI:
新しい挑戦をしていて、今年スウェーデンに留学が決まった。
レベルテストの点数がよかったとは聞いていたけど、スピーキングも一番良かったって聞いたときは意外だった。
頭の中で文章は組めるけど、いざ口からだすと文法はめちゃくちゃだし、何より人前で英語を話すのが恐かった。だからMKのレセプションやオフィスのスタッフに話してかけてみて、自分の英語が通じるのか試してみた。そしたら自分が思っていたよりも話せて、「できないと思い込んでいただけでやればできるんだ!」って気がついた。
短期間でこんなに変わったのは、マンツーマンレッスンのおかげかな。マンツーマンだと会話の中で感情を表現したり、気持ちを説明したり、コミュニケーション力も向上したと思う。フィリピンは英語を学ぶ環境がすごくよかった。
「日本に帰っても積極的に話して、もっとしゃべれるようになりたい!」というきっかけとなるいい一ヶ月だった。
4週間あっという間で、本当はもっとここにいたいし、もう少し時間があれば英語力ももっと伸びたと思う。フィリピンに来ていい感じに弾みがついて、エネルギーもあって、できるならこのままの勢いで行きたい。
大学の交換留学だと学費の追加はないしサポートもしっかりしているけど、成績が必要になる。留学時期は海外の学期に合わせるから、どちらにしてもすぐには行けない。金銭面や就活が始まることを考えると、タイミング的に難しいと思う。
ルームメイトのTAISEIが、『オーストラリア(ワーホリ2年)に行ったあとに、自分には日本と海外にいるのとではどっちがいいのか決めたい。』って言っていて、確かにそうだなって思った。外の世界を知らないのにずっと日本に住むって決めなくてもいいよなって。
ただ、彼女からは長期で海外に行ってほしくないって言われていて、彼女も一緒に連れて行くのも考えたけど、彼女は英語が話せないし、海外に全く興味がない。。。
チャンスはいっぱいあるけど決断しにくい。だから人生面白いのかなって。
いま考えてるのはメディア系で、海外の情報を日本で発信するみたいなことができたらいいなと。英語を勉強してるけど、将来やりたいことやなりたいものなどの理想像があったわけではなく、英語の音楽を聴きたい、海外のカルチャーを知りたいみたいな、自分の好きなことが英語だったのがきっかけ。
アメリカやイギリス英語はスピードが早いけど、MKでは自分が慣れてくると先生も話すスピードを上げてくれて、基礎が身につくからありがたかった。
2パターンの先生がいて、教科書をひたすらすこなす先生か会話をする先生。先生からどっちがいい?って聞かれたら、いつも話す方を選んでた。先生のバックグラウンド、宗教、混血の先生も多くて、文化も日本と違うから面白くて、知り合えてよかった。
大学にはアメリカ、イギリス、フィリピンなど様々な国籍の先生がいるけど、自分が話さなくても相手がくみ取ってくれることが多い。MKのマンツーマン授業のように自分の感情を伝えるような場面がほとんどない。
ただ黙ってるんじゃなくて自分の意見をきちんと述べるようにしていた。
あとは日本でもしていることだけど、家族関係やプライベートなことは自分から聞かないようにしていた。例えば両親がいないとか、良好な関係じゃない場合もあるから、聞かれたら答えるけど自分からはふらないようにしてた。
自分の先生はみんなよかった。Ken、Nikko、Jenelleが特によかった。
平日は授業と夜間自習、元気があったときはバスケをしてたけど、先生とおしゃべりしていることの方が多かった。
金曜日の夜はMKスタッフのキョンが他の生徒も一緒に飲みに連れて行ってくれて、土日は留学に組み込まれているツアー以外にも、ギマラスとブカリに行った。土日もフルで予定を入れていて体力的にきつかったし、自分みたいにスケジュールがいっぱいだった子はみんな後で体調を崩してたけど、1日も無駄にしたくなかったし楽しかった。
MKの食事は韓国料理で美味しかった。
学食が毎日3食ついているからフィリピン料理は、アンティケツアーで食べたフィリピン家庭料理、KタウンでフィリピンBBQ、マンイナサル、バロットに挑戦したぐらい。
部屋のトイレのタンクに水が溜まらなくなって流せなくなったのが3回、ドアノブが壊れて部屋に閉じ込められたこともあった。
次の授業が始まるから部屋から出ようとしたら、ドアノブを回しても開かなくて、他の生徒に連絡してオフィスに行ってもらって、メンテナンスのおじさんを呼んでもらった。
勉強も生活も楽しかったし、シェアルームで赤の他人と暮らすのも初めてで楽しかった。MKに住んでいる先生もいるから、夜はいっぱい話すことができた。
設備が古かったり、すぐに壊れたり、環境がきれいじゃないとか、そういうことは全然問題なかった。潔癖症でもないし、日本にはない刺激があって、逆にそれを楽しめたから大丈夫!
自分の大学はすごく田舎にあって、山とスーパーとコンビニぐらいしかないから、ショッピングモール、バーやクラブがあるIloiloのほうが都会だと思う。
フィリピンに来てからちょくちょく腹痛はあったけど、1日でよくなっていたから授業を休むほどではなかった。授業を休んだ日は、痛いというより気持ち悪くてやばかった。
個人的にはバスケして転んで、よく絆創膏を使ってたから買えるけどあってもいいかも。
近くのショッピングモールで意外と何でも買えるから日用品は問題ないけど、日本からのお土産をもっと持ってこればよかった。先生から色々なものを頂いて(名前入りのペン、アクセサリーやI LOVE ILOILOのショットグラス)、自分もお世話になった先生に思い出に残るものを渡したかった。
自分の変化で一番驚いているのが、いい意味でナマケモノになった。
最初の頃はチャイムが鳴る前に部屋で待っていたけど、今は先生とおしゃべりして、チャイムが鳴ってから動くようになった。日本は時間にキチキチしすぎなのかな?
日本でバイトリーダー(富士急の近くの‘寄り道の湯’で観光客がたくさん来る)になったけど、すごく息苦しくて、もっと力を抜いてもいいんじゃないかって思えるようになった。
だから他の国にも行ってみたくて、日本とは違う物の見方とかを知ってみたい。